デザイン事務所の求人票テンプレート
デザイン事務所の採用は、単なるスキルだけでなく、センスや顧客とのコミュニケーション能力、トレンドへの感度など多岐にわたる要素が求められます。特にポートフォリオの質が応募の決め手となるため、求人票では貴社の魅力と、求める人物像を明確に伝えることが不可欠です。本テンプレートを活用し、優秀なデザイナー人材との出会いを実現しましょう。
求人票テンプレート
グラフィックデザイナー
正社員職種名
応募者が自身のスキルとキャリアをイメージしやすいよう、具体的に業務内容や強みを盛り込みましょう。
ヒント: 貴社の得意分野(例: 食品パッケージ、企業CI、Webサイト)を職種名に含めると、専門性の高い応募者を引きつけやすいです。
仕事内容
どのようなプロジェクトに携わるのか、担当するフェーズ、クライアントとの関わり方などを具体的に記述し、入社後のイメージを明確にさせます。
ヒント: 「トンボ」「CMYK/RGB」「レギュレーション」といった業界用語を適度に使うことで、経験者への訴求力が高まります。
必須スキル・経験
応募に必須となるデザインツール、実務経験年数、ポートフォリオ提出の有無を明確に記載します。
ヒント: ポートフォリオの提出方法(URLかPDF添付か、データ容量制限など)も具体的に指示すると親切です。
歓迎スキル・経験
必須ではないが、持っていると業務で役立つスキルや経験を記載し、応募のハードルを上げずに魅力的な人材を見つける機会を広げます。
ヒント: Webデザインの知識やSNS運用経験など、グラフィック以外のデジタル分野のスキルも歓迎すると、業務の幅が広がります。
求める人物像
貴社の社風やチームに合う人物像、デザイナーとして成長してほしい資質などを具体的に描写します。
ヒント: 「ペルソナ」設定や「ヒアリングシート」作成経験など、デザインプロセスに関するキーワードを入れると、思考力のある人材に響きます。
給与
給与体系、月給・年収の目安を記載し、経験やスキルに応じた変動幅も明示します。
ヒント: 成果物に対する評価制度や昇給制度について補足すると、モチベーションの高い応募者を引きつけられます。
勤務地
オフィス所在地を記載し、リモートワークや転勤の有無についても触れます。
ヒント: クライアントとの打ち合わせが多い場合は、その頻度や移動手段についても言及すると、応募者は働き方をイメージしやすくなります。
勤務時間
始業・終業時間、休憩時間、残業の有無と目安を記載します。
ヒント: フレックスタイム制や裁量労働制を導入している場合は、その旨を明確に記載し、柔軟な働き方をアピールしましょう。
休日休暇
法定休日以外の休暇制度や有給休暇の取得実績などを記載します。
ヒント: プロジェクトの状況による休日出勤の可能性と、その場合の代休取得ルールなどを明記すると、トラブルを防ぎます。
待遇・福利厚生
社会保険、交通費、昇給・賞与、各種手当、社内制度などを具体的に記載します。
ヒント: デザイナーのスキルアップ支援(参考書籍購入補助、展示会視察費用補助など)は、特にクリエイティブ職への魅力的な福利厚生となります。
選考プロセス
選考の流れ、各ステップで何を重視するのかを簡潔に記載します。
ヒント: 実技課題の内容や時間、評価基準を事前に伝えることで、応募者は準備しやすくなります。
アピールポイント
- ●多様な業界・規模のブランディング案件に携われる
- ●最新のデザインツールやトレンドを積極的に導入
- ●企画段階から顧客と直接対話できる環境
- ●デザイナーとしてのキャリアアップをサポートする研修制度
- ●少数精鋭で個々のアイデアが尊重されるフラットな組織
求人票の法定記載事項
職業安定法により、求人票には以下の事項を明示する必要があります。
- ●業務内容
- ●契約期間(期間の定めがある場合)
- ●試用期間の有無
- ●就業場所
- ●始業・終業時刻、休憩時間、休日
- ●賃金(計算方法、支払方法、締切日、支払日)
- ●退職に関する事項(解雇の事由を含む)
- ●昇給・賞与に関する事項(定めがある場合)
NG表現(使用禁止)
以下の表現は法律で禁止されているか、トラブルの原因となります。
- ✗年齢を限定する表現:「20代の若手デザイナー募集」「経験豊富なベテラン歓迎(特定の年齢層を示唆する場合)」
- ✗性別を限定する表現:「女性デザイナー活躍中」「男性デザイナー募集」
- ✗特定の国籍・出身地を限定する表現:「日本人デザイナーのみ」「〇〇出身者優遇」
- ✗容姿に関する表現:「容姿端麗な方」「清潔感のある方」
- ✗過度な経験年数を必須とする表現:「実務経験10年以上必須(特に理由がない場合)」
プロのアドバイス
- ポートフォリオ審査の基準を具体的に明記し、求めるデザインの方向性やレベル感を事前に伝えることで、ミスマッチを防ぎましょう。
- Adobe Creative Cloud(Illustrator, Photoshop, XDなど)の利用状況や、Figmaなどの最新ツールへの対応力を選考フローに組み込み、実務への適応力を確認しましょう。
- 顧客の抽象的な要望を具体化するヒアリング能力やプレゼンテーションスキルを測るため、仮想のクライアントワークを想定したケーススタディや実技課題を設けることを推奨します。
- 残業が発生しやすい業界特性を考慮し、「フレックスタイム制」「裁量労働制」「リモートワーク併用」など、柔軟な働き方を具体的に提示して、ワークライフバランスを重視するデザイナーにもアピールしましょう。
- 著作権法や商標法に関する基礎知識、またはそれらを学ぶ意欲を求める旨を記載し、知的財産権トラブルを未然に防ぐ意識の高い人材を確保しましょう。