開業ガイド

英会話教室の求人票テンプレート

英会話教室の採用は、優秀なネイティブ講師の確保と定着、そしてオンライン英会話サービスとの差別化が重要な課題です。特に、外国人講師の在留資格手続きのサポート体制は採用競争力に直結します。本テンプレートは、貴社の教育理念や魅力、そして具体的な待遇を明確に伝えることで、質の高い講師や運営スタッフを引き寄せるための実践的な求人票作成を支援します。ニッチな採用市場で勝ち抜くための、英会話教室に特化した具体的な記述例とアドバイスが満載です。

求人票テンプレート

英会話講師(ネイティブ/バイリンガル)

正社員
必須

職種名

ターゲットとなる講師層に響くよう、具体的に指導対象や求めるレベルを明記しましょう。外国人講師の場合は、国籍に関わらず応募できることを示唆する表現も有効です。

ネイティブ英会話講師(子供向けフォニックス指導経験者優遇) / バイリンガル英会話講師(ビジネス英語・TOEIC対策担当)

ヒント: 「TESOL」や「CELTA」といった英語教授法資格の有無で応募資格を分けたり、歓迎条件として明記することで、専門性の高い候補者を引きつけやすくなります。

必須

仕事内容

具体的なレッスン内容、担当生徒のレベルや年齢層、使用教材(Oxford University Press, Cambridge University Pressなど)を詳細に記述し、入社後のイメージを明確に伝えます。

幼児(3歳〜6歳)および小学生向けのグループレッスン(最大6名)を担当していただきます。カランメソッドやCLTに基づいた指導法で、フォニックスやイマージョン教育を実践します。教材はOxford Reading Treeを使用。生徒のレベルチェックや学習カウンセリングも行います。

ヒント: 「EOP(English Only Policy)」の有無や、カリキュラム作成への関与度など、教室独自の教育方針を織り交ぜることで、講師のやりがいを刺激しましょう。

必須

必須スキル・経験

講師として最低限必要な英語力、指導経験、資格などを明確に提示します。特に外国人講師の場合は、就労ビザ取得に必要な学歴や実務経験に言及することが重要です。

・ネイティブレベルの英語力、またはビジネスレベル以上の英語力(TOEIC900点以上、VERSANT65点以上など) ・1年以上の英会話指導経験(子供向け指導経験者は優遇) ・学士号以上の学位(外国人の方で就労ビザ取得に必要なため)

ヒント: 外国人講師の場合、日本での在留資格(就労ビザ)の取得・更新サポート体制について、この項目または福利厚生の項目で具体的に触れると応募が増えます。

推奨

歓迎スキル・経験

必須ではないが、あれば業務に役立つスキルや経験を記載します。これにより、より質の高い人材の応募を促すことができます。

・TESOL、CELTA、TEFLなどの英語教授法資格 ・第二言語習得論(SLA)に関する知識 ・日本語での日常会話レベル(保護者対応や日本人スタッフとの連携のため) ・オンラインレッスン指導経験

ヒント: 特定の指導法(例:カランメソッド)の経験や、英検・TOEIC・IELTSなどの試験対策指導経験を歓迎条件に加えると、専門性を高めたい講師に響きます。

必須

給与

月給制か時給制かを明確にし、具体的な金額範囲を提示します。経験や能力に応じた昇給制度についても触れると良いでしょう。

月給25万円〜35万円(経験・能力を考慮の上決定) ※試用期間3ヶ月(給与変動なし) ※昇給年1回、賞与年2回(業績による)

ヒント: オンライン英会話サービスとの競合を意識し、業界平均(時給1,200円〜4,000円、月給22万円〜35万円)を参考に、競争力のある給与水準を提示しましょう。

必須

勤務地

具体的な教室の所在地を明記します。最寄りの駅からのアクセスや、周辺環境(商業施設、公園など)に触れると、生活のイメージがしやすくなります。

〇〇県〇〇市〇〇町1-2-3(最寄駅:〇〇駅 徒歩5分) ※転居を伴う転勤はありません。

ヒント: 地方で採用が難しい場合は、社宅補助や引っ越し費用補助などの福利厚生を検討し、具体的に記載することで応募を促進できます。

必須

勤務時間

レッスンのピークタイムに合わせて、具体的な勤務時間帯と休憩時間を記載します。シフト制の場合は、その旨を明記しましょう。

平日:13:00〜21:00(休憩60分) 土日:9:00〜18:00(休憩60分) ※週5日勤務(シフト制)

ヒント: 残業の有無や平均残業時間について正直に記載することで、入社後のミスマッチを防ぎ、信頼感を高めます。

必須

休日休暇

週休二日制、年間休日数、特別休暇(有給休暇、年末年始、夏季休暇など)を具体的に記載します。

完全週休2日制(月・火) 年間休日120日以上 有給休暇(入社半年後に10日付与)、年末年始休暇、夏季休暇、慶弔休暇

ヒント: 外国人講師の場合、母国への帰省を考慮した長期休暇取得の柔軟性について触れると、定着率向上に繋がります。

必須

福利厚生

社会保険完備はもちろん、英会話教室ならではのユニークな福利厚生を記載し、魅力を高めます。

・社会保険完備(健康保険、厚生年金、雇用保険、労災保険) ・交通費全額支給 ・在留資格(就労ビザ)取得・更新サポート制度 ・TESOL/CELTA資格取得支援制度 ・提携語学学校の受講割引 ・教材費補助(Oxford University Press, Cambridge University Pressなど)

ヒント: 健康診断、住宅手当、社員旅行など、一般的な福利厚生に加えて、異文化交流イベントの開催など、講師同士のコミュニティ形成を促す取り組みもアピールになります。

必須

応募方法

応募から選考、内定までの流れを簡潔に説明します。オンライン面接の可否など、応募者がスムーズに進められるよう配慮しましょう。

1. 書類選考(履歴書、職務経歴書、英語でのカバーレター) 2. 一次面接(オンライン可) 3. 模擬レッスン 4. 最終面接 5. 内定 ※応募から内定まで2〜3週間を予定しています。

ヒント: 外国人講師の場合、履歴書や職務経歴書に加え、英語でのカバーレターや指導動画の提出を求めることで、書類選考の精度を高められます。

アピールポイント

  • 在留資格取得・更新サポート制度が充実しており、安心して日本で働ける環境です。
  • TESOL/CELTAなどの英語教授法資格取得支援があり、プロフェッショナルな講師として成長できます。
  • CLT(Communicative Language Teaching)に基づいた最新の指導メソッドを実践し、生徒の「話せる」喜びを共に創り出します。
  • EOP(English Only Policy)の環境で、自身の英語力を維持・向上させながら働けます。
  • 子供向けフォニックス指導に特化したカリキュラムがあり、専門性を深めることができます。

求人票の法定記載事項

職業安定法により、求人票には以下の事項を明示する必要があります。

  • 労働契約期間
  • 就業場所及び従事すべき業務
  • 始業及び終業の時刻、休憩時間、休日、休暇並びに交替制勤務をさせる場合は就業時転換に関する事項
  • 賃金に関する事項(決定、計算、支払いの方法、締切り、支払いの時期、昇給に関する事項)
  • 退職に関する事項(解雇の事由を含む)
  • 試用期間の有無
  • 社会保険の適用に関する事項
  • 雇用保険の適用に関する事項

NG表現(使用禁止)

以下の表現は法律で禁止されているか、トラブルの原因となります。

  • 「35歳まで」など年齢を限定する表現(雇用対策法違反のおそれ)
  • 「女性が活躍中」など性別を限定する表現(男女雇用機会均等法違反のおそれ)
  • 「ネイティブ限定」など国籍を限定する表現(正当な理由がない場合、雇用対策法違反のおそれ)
  • 「容姿端麗な方」など差別的な表現
  • 「経験不問、ただし即戦力」など矛盾する表現

プロのアドバイス

  • 外国人講師の採用では、在留資格(就労ビザ)取得・更新サポート体制を求人票に具体的に明記しましょう。「行政書士との連携あり」など、具体的な支援内容を示すことで、応募者の安心感と応募意欲を高めます。GaijinPot JobsやDaijob.comといった外国人向け求人サイトでは特に重要なアピールポイントです。
  • TESOL、CELTA、TEFLなどの英語教授法資格取得支援や、資格保持者への優遇を明確に打ち出すことで、質の高い指導を目指す専門性の高い講師層にアピールできます。これは、オンライン英会話サービスとの差別化にも繋がります。
  • 教室の教育メソッド(例: カランメソッド、フォニックス、CLT)や、EOP(English Only Policy)の有無を具体的に記載することで、自身の指導方針や学習環境を重視する講師に響きます。これにより、教室の理念と合致する人材の応募が増加します。
  • Oxford University PressやCambridge University Pressなどの教材費補助、または自社開催のTOEIC/英検対策講座の社員割引を福利厚生として提示しましょう。講師自身の学習意欲やスキルアップをサポートする姿勢は、特に英語教育に関心の高い人材の確保に有効です。
  • Indeedやハローワークだけでなく、SNSの外国人コミュニティや、外国人向けのフリーペーパーなど、多様なチャネルを活用し、求人情報を多角的に発信しましょう。特にピーク採用シーズンである1月、2月、3月、9月には積極的に情報展開を行うことが重要です。