建設業の求人票テンプレート
建設業界は、高齢化と若年層の入職者不足に加え、2024年問題による時間外労働の上限規制適用で、かつてないほど人材確保が喫緊の課題となっています。従来の求人方法では優秀な人材の獲得は困難であり、貴社の魅力を最大限に引き出す求人票作成が不可欠です。本テンプレートは、建設業特有の事情やニーズを踏まえ、求職者が「ここで働きたい」と感じる具体的な記述例と、採用競争力を高めるための秘訣を提供します。貴社の安定成長を支える強力な人材を確保するため、ぜひご活用ください。
求人票テンプレート
現場作業員(土木・建築)
正社員職種名
具体的な工種や担当する作業内容を明記し、求職者が自身の経験やスキルを活かせるか判断しやすくします。未経験者向けの表現も検討しましょう。
ヒント: 「多能工」や「見習い」といった言葉を使い、多様なスキルを持つ職人や意欲的な未経験者にも響くように工夫しましょう。
仕事内容
具体的な作業内容をリストアップし、一日の流れやチーム体制についても触れると、入社後のイメージが湧きやすくなります。
ヒント: 特定の現場の規模や工法、使用する重機についても具体的に触れることで、専門性をアピールし、経験者の目を惹きつけましょう。
給与
建設業では日給月給制が多いですが、月給制や年収例を提示することで安定性をアピールできます。建設キャリアアップシステム(CCUS)との連携も示唆しましょう。
ヒント: CCUSの能力評価に応じて賃金アップがあることを明記し、技能レベルに応じた正当な評価と報酬があることをアピールしましょう。
勤務地
現場が複数ある場合は、主なエリアを記載し、直行直帰や社用車での移動の可否も明確にしましょう。
ヒント: 現場までのアクセス方法や、通勤手当の支給条件を具体的に記載することで、応募へのハードルを下げられます。
勤務時間
2024年問題に対応した労働時間を示すとともに、休憩時間や残業の有無を明確に記載しましょう。
ヒント: 「2024年問題への対応済み」といった文言を加え、法改正への対応状況をアピールしましょう。
休日休暇
建設業は土曜出勤が多いですが、週休二日制や長期休暇の取得実績を具体的に示すことで、働きやすさをアピールできます。
ヒント: 有給休暇の平均取得日数や、連休取得の推奨を記載し、ワークライフバランスを重視する姿勢を見せましょう。
応募資格
必須資格と歓迎資格を明確にし、未経験者への門戸を開いている場合はその旨を強調しましょう。
ヒント: 「資格取得支援制度あり」と明記し、未経験者でもキャリアアップできる環境であることをアピールしましょう。
待遇・福利厚生
社会保険完備はもちろん、建設業特有の福利厚生(作業着・工具支給、寮・社宅、資格取得支援など)を具体的に記載しましょう。
ヒント: 寮や社宅の提供、遠方からの応募者への引越し費用補助など、生活面でのサポートがあれば積極的にアピールしましょう。
アピールポイント
- ●「建設キャリアアップシステム」による技能評価と賃金反映で、頑張りが正当に評価されます。
- ●玉掛け技能講習や足場の組立て等作業主任者など、業務に必要な資格取得費用は全額会社負担!専門技術を習得し、手に職をつけられます。
- ●チームで協力して大きな構造物を完成させる達成感は格別。地図に残る仕事に携われます。
- ●2024年問題に対応した労務管理を徹底。残業を減らし、週休二日制も導入するなど、安心して長く働ける環境です。
求人票の法定記載事項
職業安定法により、求人票には以下の事項を明示する必要があります。
- ●就業場所および従事すべき業務の内容
- ●労働契約の期間に関する事項
- ●始業および終業の時刻、休憩時間、休日、休暇に関する事項
- ●賃金(月給、日給、時間給、手当など)に関する事項
- ●退職に関する事項(解雇の事由を含む)
- ●社会保険(健康保険、厚生年金保険)および労働保険(雇用保険、労災保険)の加入の有無
- ●試用期間がある場合はその期間と労働条件
- ●募集者の氏名または名称および連絡先
NG表現(使用禁止)
以下の表現は法律で禁止されているか、トラブルの原因となります。
- ✗年齢制限(原則「年齢不問」または「〇歳未満の長期キャリア形成のため」など合理的な理由の明示が必要です)
- ✗性別の限定(「男性職人募集」「女性事務員優遇」など、業務遂行に性別が必須でない限り禁止)
- ✗特定の国籍や出身地を限定する表現(「日本人限定」「特定地域の出身者歓迎」など)
- ✗特定の身体的特徴(「体力のある方」「視力の良い方」など、業務遂行に不要な条件)
- ✗思想・信条による差別(「特定の宗教を信仰しない方」など)
プロのアドバイス
- 建設キャリアアップシステム(CCUS)への登録を応募条件または優遇条件とし、技能者情報登録済みの場合は賃金面での優遇を具体的に記載することで、経験豊富な職人の応募意欲を高める。
- 「2024年問題」に対応した具体的な働き方改革(例:週休2日制の導入、残業時間の削減目標、ICT建機導入による業務効率化)を明記し、労働環境の改善に積極的な姿勢を示す。
- 日給月給制ではなく月給制を基本とし、雨天時の休業補償やインセンティブ制度を明確に記載することで、収入の安定性への不安を払拭し、求職者に安心感を与える。
- 「助太刀」や「CAREECON」といった建設業特化のマッチングアプリでの募集と連携し、現場の雰囲気や作業風景を写真・動画で発信するなど、若年層や外国人材へのリーチを強化する。
- 資格取得支援制度(例:1級・2級施工管理技士、玉掛け技能講習、足場の組立て等作業主任者)を具体的に提示し、取得にかかる費用補助や学習時間の確保を約束することで、キャリアアップ志向の強い人材を惹きつける。